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アレルギーの話

アレルギーを勉強するためにアレルギーについて調べてました。

PM2.5や黄砂が恐ろしい病気を引き起こす。しっかり対策しよう

PM2.5や黄砂が恐ろしい病気を引き起こす。しっかり対策しよう

「PM2.5」や「黄砂」という言葉、聞いたことありますよね。春になると中国の方から偏西風に乗ってやってきて、視界が悪くなったりと厄介なものです。実はこのPM2.5と黄砂、なんとアレルギーにも関与していることが最近の実験からわかってきました。PM2.5とはなにか、これらはどういったアレルギーを引き起こすのか、またどのような対処法が有効かを見ていきましょう。

PM2.5とは直径2.5μm以下の空気中の粒子のこと

PM2.5という名前は知っているけれど言葉の意味はよく知らない・・・といったhttp://blog.hatena.ne.jp/tmura3/allergy874.hatenablog.com/edit#人も多いのではないでしょうか? PM2.5は空気中に舞う大きさ2.5μm以下の物質のことを指します。ちなみに1μ(マイクロ)は1mmの1000分の1です。当然目に見えませんね。なのにアレルギーを引き起こす可能性のある恐ろしい物質なのです。

PM2.5や黄砂は肺や気管支でアレルギー反応を起こすことが分かってきた

PM2.5などは非常に小さいため、普通に呼吸しているだけで体内に入ってきます。そして肺の中や途中の気管支でアレルギー反応、つまり炎症を起こし、喘息様の症状を引き起こすのです。

マウスを用いた実験でアレルギーを引き起こす物質の増加が確認された

実験用のマウスにPM2.5や黄砂を吸引させると、数十分後に肺の血管内でアレルギーを引き起こす体内物質、インターロイキンという物質が増加していることが確認されました。この物質が増加することにより肺の血管周囲や気管支で炎症が発生し、ひどい咳や呼吸困難を引き起こすと考えられています。

PM2.5や黄砂への有効な対策法は?

この厄介なPM2.5や黄砂ですが、有効な対策はきちんとあります。個人でできる対策は外出時にマスクをつけること、帰宅時にうがいをすることの大きく2つです。簡単にできる対策法ですが、効果はバッチリです。この時期は花粉も多く飛ぶ季節なので花粉症の対策にもなって一石二鳥ですね。

体調管理は非常に重要なことですので、日頃から気をつけていきたいですね。

地域によって花粉症の発症しやすさは違う?またその理由とは

地域によって花粉症の発症しやすさは違う?またその理由とは

花粉症は日本では主に春に発生し、患者を苦しめる嫌な病気ですね。年々患者数は増加していることが報告されており、これからも増え続けていくことが予測されています。実はこの花粉症、日本国内でも発症しやすい地域とそうでない地域があること知っていますか? 最新の研究によってこの原因はその地域の花粉の飛散量、飛散期間、湿度に影響があることが分かったのです。

なぜこの3つの原因が発症しやすさに影響を与えるのか?

まず花粉の飛散量ですが、当然多ければ多いほど花粉に対しての「抗体」が体内で多く産生され、より早期の花粉症の発症につながります。また花粉の飛散期間が長いほど、抗体は体内で多く蓄積され花粉症が発症しやすくなります。最後に湿度ですが、こちらは原因がいまだよくわかっていないようです。一説には、空気が乾燥することによって、鼻粘膜が何らかの影響を受け、花粉症の発症につながりやすくなると考えられていますが、確実なことはまだよく分かっていません。

【小見出し】食生活は発症率に影響は与えない

病は気から、食からと言われるほど、いろいろな病気に影響を与える食生活ですが、花粉症には影響がないことが明らかになりました。

最も発症しやすい地域と最も発症しにくい地域は?

では発症しやすい、発症しにくい地域はそれぞれどこなのでしょうか? 2008年の調査では、最も発症者の割合が多い県は山梨県であり、その割合はアンケートの結果のうち、44.5%でした。逆に最も発症者の割合が少ない地域は北海道で、その割合は2.2%でした。なんとその差はおよそ22倍程度もあったのです。

対策を行うことで発症率を抑えることができる

とはいっても花粉症になりやすい地域に住んでいるからから引っ越す、という訳にはなかなかいきませんよね。花粉症はマスク等を正しく着用することで大きな予防効果が期待できることがわかっています。花粉症は一度発症してしまうと完治は難しい病気ですから、発症率の高い地域に住んでいる人はより気をつけていきたいですね。

ダニがアトピー性皮膚炎を増悪させる!?その対策法と効果とは

ダニがアトピー性皮膚炎を増悪させる!?その対策法と効果とは

布団や畳の隙間に生育するダニ。嫌な存在ですね。彼らに噛まれると痒みや発疹ができますし、生理的にもあまり受け付けない人が多いでしょう。そんな多くの害をもたらすダニですが、さらにアトピー性皮膚炎の悪化に関わっていることも分かってきました。そこでこれを報告した文献を専門用語をできるだけ用いず、分かりやすく紹介していきます。

酷いアトピー性皮膚炎の患者宅にはダニが多い

アトピー性皮膚炎と一言でいってもその症状の程度には差があります。その中でも症状が酷く、また治りづらい患者のグループを選び出し、この患者宅のダニの生育数を調べました。調査の結果、人の皮膚が触れやすい場所、つまりベッドやソファ、畳などに多くのダニが存在し、軽度のアトピー性皮膚炎のグループと比べてその数が多いことが分かりました。さらに重度の患者ではベッドなどに全体の89%ものダニが存在していることが明らかになりました。つまり重度のアトピー性皮膚炎患者はダニに触れる機会が軽度の患者に比べて非常に多いということです。

患者宅のダニの数を減らすことで症状が軽快した

前の調査から、ダニがアトピー性皮膚炎の症状の程度に影響を与えている可能性が見えてきました。そこで、重度の患者宅のダニを減らす環境改善を行ったところ、一定のアトピー性皮膚炎の改善が見られました。また毎月のステロイド軟膏の使用量を減らすことにも成功し、患者の肉体的、金銭的な負担を軽くすることができました。

ダニ除去はアトピー性皮膚炎の有効な治療法の可能性がある

以上の結果より、ダニの除去は間接的なアトピー性皮膚炎の治療法になりうる可能性が示されました。もちろん全てのアトピーがこれによって改善するという訳ではありませんが、試してみる価値は大いにあると言えそうです。アトピー性皮膚炎は個人によって様々な要因が複雑に絡まっているため、全ての患者に適用できる治療法はなかなかありません。なので治療法の選択肢があるほど完治の可能性も高まります。そのため、原因の1つを特定した今回の文献は医療の大きな進歩と言えるでしょう。

意外と浸透していない保育所・小学校での食物アレルギー対策の重要性

保育所・小学校での食物アレルギー対策の重要性

食物アレルギーは一般的に小児で起こりやすいことが知られています。よって小児が1日の多くの時間を過ごす保育所、幼稚園または小学校での指導者、スタッフが食物アレルギーへの正しい知識と対応を学ぶことは非常に重要なことです。そこでどういった場面でそういった知識が必要になるのか、また指導者全員が正しい対応を取るにはどうすればよいのかを考えてみましょう。

大人たちがアレルギーへの正しい知識を持つことが重要

食物アレルギーを正しく管理するためには子供それぞれに対して原因となる食物(アレルゲン)を把握することが必須です。これには親、かかりつけの医師、そして現場でのスタッフの協力、情報の共有が大切です。子供には当然、病気についての知識などなく、知らず知らずに原因の食べものを食べてしまうものです。だからこそ大人たちがしっかり見ていてあげないといけないんですね。

最も恐ろしいのは「アナフィラキシーショック」

アレルギーで最も恐ろしいと考えられている症状はアナフィラキシーショックと言われるものです。これは一度摂取したアレルゲンを再度摂取した場合に起こる可能性があります。呼吸困難、全身の痙攣など激烈な症状を呈することが多く、最悪の場合、死亡する可能性すらあります。アナフィラキシーショックの治療は発症後30分までにエピペンと呼ばれる薬を投与できるかが重要で、ここが予後を左右します。現在、エピペンを充填した簡易注射器を一般人が持つことが許されています。こんなとき現場、つまり保育所などのスタッフがアレルギーへの正しい知識を持っているかが重要になってくるのです。

施設への正しいガイドラインの導入、実行が急務

とはいえ、施設のスタッフの本業は子供への教育、指導などであり、医師のような完璧な知識をつけることではありません。なので、どういった場合にどう動くか、の統一ガイドラインの導入が望まれています。現在、導入は急がれているもののいまだ実際に実行できるレベルの施設は数少ない状況です。子供たちの安全を守るためにもスタッフたちが自らある程度の知識をつけ、ガイドラインの導入に協力していくことが必要なのです。

生活が豊かになるほどアレルギーの危険性が高まる!?

生活が豊かになるほどアレルギーの危険性が高まる!?

最近のめざましい医療の進歩によって多くの病気は駆逐され、または有効な対応策が生み出されてきました。しかし、そんな中でも患者数が増加している病気が存在します。その代表的なものの一つがアレルギーです。なぜアレルギー患者数は増加傾向にあるのか? その原因はなんと身近なものにあったのです。

技術の進歩によって、より多くのアレルゲンに触れるようになった。

アレルギーを引き起こす物質を「アレルゲン」と呼びます。現代人は昔の人よりも多くのアレルゲンに触れるようになったと言われています。なぜなら私達の身の回りにあるもの全てがアレルゲンとなる可能性を秘めているからです。考えられる原因をいくつか見てみましょう。

居住環境の変化によるダニアレルギーの増加

現代の家は空調の整備によっていつでも快適な温度で過ごせるように進歩していますね。しかしこれは虫、特にダニにとっても生育に好条件で、これにより人体のダニへの暴露数が増加していると考えられています。結果、ダニをアレルゲンとしたアレルギーが増加しています。

食生活の多様化

料理技法の進歩によって多くの物が食べ得るものになってきています。もちろんこれもアレルゲンになりうりますし、また添加物や皿の材質に至ってもアレルゲンとなる可能性があります。

環境汚染物質の増加によるアレルギーの悪化

産業が盛んになるにつれて空気中の汚染物質が増加します。目に見えないような微小な物質でさえアレルギーの原因物質になりうるのです。

これからもアレルゲンへの暴露機会は増え続けると考えられている。

現代人は症状の大小はあれど、ほぼ全員がなにしかしらのアレルギーを持っている、と報告している論文が発表されています。これからも新しい物質は増え続け、それと同時にアレルゲンへの暴露の頻度は増加していくでしょう。アレルギーへの有効な治療法、予防法の開発が望まれるとともに、各個人でのアレルギーへの正しい知識、予防法を知っておくことが重要になってくるのです。

アトピー性皮膚炎をより悪化させる「汗アレルギー」とは?

アトピー性皮膚炎をより悪化させる「汗アレルギー」とは?

アトピー性皮膚炎は非常に有名な病名です。皮膚が荒れ、強い痒みを引き起こし、それを引っ掻いてしまうことによりさらに悪化するアレルギー疾患の代表として有名な病気です。特にこの夏場肘関節や膝関節部分のかゆみや肌荒れがある方は汗が原因と以前より考えられていましたが、最近このアトピー性皮膚炎が自分の汗によってさらに悪くなる機序が分かってきました。その機序はまさに「汗アレルギー」とも言われるものです。

「汗アレルギー」の機序とは

そもそもアレルギーとはどのようにして起こるのでしょうか。アレルギーにはいくつかの「型」があるのですが、汗アレルギーはその中の1型アレルギーに該当すると考えられています。

ある物質に体の組織が晒されると、それに対応したIgEという物質が晒された組織の周辺の肥満細胞という細胞に結合します。この状態でもう一度同じ物質に晒されると、次は過剰な反応が起こってしまい、ヒスタミンというかゆみを誘発する物質が大量にIgEが結合した肥満細胞から分泌されます。ヒスタミンは血管から水分を滲みださせる効果があるので、これによって皮下に水が溜まってしまったようなむくみに近い状態になります。この1型アレルギーの代表例では蕁麻疹などがあります。

アトピー性皮膚炎の患者は自身の汗に対してこの1型アレルギー反応が起こってしまい、その症状を悪化させる、ということがわかってきたのです。また健康な人に対してはこの症状はほとんど全く見られないことも明らかになりました。

マラセチア菌との関係

人の皮膚には常在菌としてマラセチア菌という真菌がいます。マラセチア菌は皮脂を分解するリパーゼという酵素を分泌し、皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分解、遊離脂肪酸が酸化されると毒性のある過酸化脂質に変化し、皮膚に炎症を起こします。マラセチア菌は背中のニキビや脂漏性皮膚炎などに関与する菌でアトピー性皮膚炎とは直接関連はありませんが、汗アレルギーがあるアトピー性皮膚炎の患者さんはマラセチア菌に対するアレルギーとの関連性が指摘されています。

汗アレルギーに対する対処法は?

大事なのはどうやってこのアレルギーに対処していくか、ですね。汗に対する最も手軽で確実な方法はシャワーを浴びる、というものです。汗を物理的に流してしまうという方法ですね。この方法を用いたアトピー患者は、シャワーを浴びなかった集団よりもアトピー性皮膚炎が改善すると言われています。また最も汗をかく時期である8月前後にシャワーを浴びるとより効果的であったことが証明されています。
ただ、1日何回もシャワー浴びることが難しい人も多いと思います。市販のコンビニで売られている汗ふきシートは刺激があり、メントールなどが配合されていますので気持ちいいですが、薬品の刺激でアトピーを悪化させることがあります。そこで意外ですが汗で悩む方には余計な刺激物が含まれていない水のみの赤ちゃんのおしり拭きをおすすめします。

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以上アトピー性皮膚炎をより悪化させる「汗アレルギー」とはでした。

 

ポケモンGOで増える湿布アレルギーについて アスピリン喘息編

全国的にブームなポケモンGO

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全国的にポケモンGOがブームです。ポケモンGOで外を散歩するようになったという方も多いのでは無いでしょうか?しかし、日頃歩いていない人が限度を知らず一気に歩いてしまうと筋肉痛待った無しです。筋肉痛には湿布を患部に貼るのが一般的ですし、恐らく既にお世話になっている方も多いでしょう。しかし、湿布とポケモンGOは運が悪ければ悲惨なことになる可能性もありますので、今日はそのあたりを説明したいと思います。

湿布の歴史

 

1980年代に非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を含む湿布が承認され、筋肉などの軟部組織の疼痛に対して有効で有ることが分かってきました。今日ではNSAIDであるフェルビナク(セルタッチ、スミルなど)、インドメタシン(イドメシンコーワハップ、カトレップなど)、ケトプロフェン(ミルタックス、モーラスなど)、フルビプロフェン(アドフィード、ゼポラスなど)のうちの一種類を含有するものと、NSAIDではないサリチル酸メチル(MS冷湿布、MS温湿布、ハリホットなど)やサリチル酸グリコールなどを主成分とするものがあります。

喘息なったことがある人は注意が必要

NSAID含有湿布薬の一部はOTC薬(一般市販薬)として処方箋なしでも入手できます。主成分以外の物質にも気をつける必要はありますが、喘息を誘発する頻度が高いのはNSAIDです。すべてのNSAID含有湿布薬の添付文書には「アスピリン喘息又はその既往歴」がある場合は禁忌、「気管支喘息」には慎重投与と記載されています。

アスピリン喘息とは

 

気管支喘息の中にはNSAIDの投与により,重症の喘息発作を起こすタイプがあり,アスピリン喘息(aspirin induced-asthma:AIA)といわれています.発作はしばしば激烈で死亡することもあります。NSAIDの全身投与(内服や坐薬,注射)によることが多
いのですが,NSAIDを含有した湿布薬や塗布薬(軟膏、クリーム、スプレー)、点眼薬でも発作の誘発される可能性があり、添付文書のこのような記載がされているという経緯があります。

アスピリン喘息の怖いところ

アスピリン喘息は成人気管支喘息の約10%を占め、決して少なくないのですが、正しく診断されていないことが多く、患者さんは危険にさらされています。

意外と多いアスピリン喘息

成人の気管支喘息を対象にしてNSAIDの負荷試験を行うと、約10%がアスピリン喘息と診断されます。

過去にNSAIDを投薬することで喘息発作の誘発されたことのある患者さんは6割程度であり、残りの4割は将来NSAIDを投与されて発作を起こすか、あるいは何らかの負荷試験をしない限り診断できず、潜在しているアスピリン喘息ということになります。

アスピリンだけが悪いのでは無い

一般にアスピリン喘息といわれますが、アスピリンだけが悪いのではなく、アスピリンと同じ薬効(アラキドン酸シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害作用)をもつすべてのNSAIDで同様の効果が起きてしまいます。

アスピリン喘息が起きやすい人

アスピリン喘息の疫学は男女比は4=6で、20~50歳代に発症することが多く、小児にはまれです(年長児の1%程度)。

アスピリン喘息の経過

 

典型的な経過としては、20~50歳代になって鼻閉、鼻汁、嗅覚障害などの鼻症状が出現し、これと同時か、あるいは鼻症状が数年続いた後に喘息が発症します。アスピリン喘息のほとんど(90%以上)は鼻炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ、嗅覚障害などの鼻・副鼻腔疾患の合併症をもっており、これがアスピリン喘息を疑い、診断する手掛かりになります。

湿布貼って喘息起きたらすぐに内科へ

丁度アスピリン喘息はポケモン世代ど真ん中の年代の方に多いと思います。湿布貼って咳が出る回数が多くなったりしたらアスピリン喘息の可能性もありますのできちんと専門医の診察をうけましょう。

 

以上 ポケモンGOで増える湿布アレルギーについて アスピリン喘息編でした。